Rhodocrosite
幻のロードクロサイト
別名インカローズとも呼ばれるロードクロサイトの中でも深紅からローズピンクまでの透明度が高い極上品。
その輝かしい歴史は、他の鉱山とは一線を画すロードクロサイトが、アメリカのコロラド州スイートホーム鉱山で発見された瞬間から始まりました。
ここでは、J.C.BARがコレクションする格別に美しいロードクロサイトの魅力を1級ジュエリーコーディネーター嶋直樹が撮影した写真と共にご紹介します。
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J.C.BARは20年以上にわたり、この美しい宝石の魅力を讃え、多くの愛好者にご紹介してまいりました。スイートホーム鉱山の閉山後も、私たちは最高品質のロードクロサイトをお届けし、その価値を世界中に広めています。
「愛の輝き・夢・清浄」
やわらかな色味を持ったロードクロサイトの色の印象から広い意味での愛情に関わる宝石とされています。また、夢の実現や心を清く保つことが出来るとされ、男女間に限らず大切な人に贈る特別な宝石としてふさわしいとされています。
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ロードクロサイトの歴史
ロードクロサイトは比較的新しい宝石とされており、市場に出回り始めたのは1940年頃からであり、その新しさと美しさから、多くの人々に愛される宝石となりました。ロードクロサイトの産出地も世界中に広がっており、アルゼンチン、ペルー、南アフリカ、中国などがその代表的な産地とされています。
.jpg "菱マンガン鉱の名の通り、菱形（ひしがた）立方体のロードクロサイトルース")
名称はバラ色の宝石
ロードクロサイト（Rhodochrosite）の名前は、ギリシャ語に由来しています。800年頃にその名前が付けられました。"Rhodo" は「バラ」を意味し、"chros" は「色」を意味します。この名前は、ロードクロサイトの美しいピンクから赤色の色合がまるでバラの花のように美しいことから与えられました。
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J.C.BAR Quality
カットについて
モース硬度が４と低く、さらに劈開への細心の注意を払わなければならないためロードクロサイトは高度なカット技術が必要です。ダイヤモンドのエクセレントカットのように完璧性を求めるのは不可能ですが、J.C.BARで取り扱うロードクロサイトはこの石の特徴を十分に理解し、希少な原石から研磨した芸術品と呼べるクラスのものばかりです。
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カラーバリエーション
ロードクロサイトは一般的には赤やローズピンクが最もよく知られていますが、他にもイエロー、褐色、グレー、オレンジなどの色も存在します。
これらの色のバリエーションは、鉱物内の別鉱物成分の量によって異なります。特に、赤やローズピンクの色合いが鮮やかで強いものほど、希少価値が高まります。
.jpg "ロードクロサイトルース エメラルドカット")
.jpg "ロードクロサイト ペアシェイプ")
.jpg "ロードクロサイト チェッカーカット")
ロードクロサイトの色は、含まれる別鉱物成分の量によって変化します。赤やローズピンクのものが最も一般的ですが、イエローや褐色、グレー、オレンジなども見られます。これらの色のバリエーションは鉱物学的な特性に由来し、鑑賞やコレクションの対象として楽しまれます。
ロードクロサイトは世界中に産出地が点在しています。赤やピンク色の美しい結晶が採れることで知られるアメリカのコロラド州スイートホーム鉱山は特に有名です。他にもアルゼンチン、ペルー、南アフリカ、中国などがロードクロサイトの産地として知られています。
現在の状況
現在、ロードクロサイトの産出量は減少しており、マンガン鉱山の閉山に伴い、市場には古い在庫が流通しています。そのため、今後はロードクロサイトの希少価値が高まる可能性があります。特に、高品質なロードクロサイトはコレクターや宝石愛好家にとって非常に価値のある宝石とされています。
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劈開性と脆さ
ロードクロサイトは劈開性があり、衝撃に弱い鉱物です。カット研磨も高度な技術が必要なためこのページでご紹介しているような色、透明度共に高い品質のものには滅多に出会えません。ジュエリーへの加工は熟練の技術を以てしても最大限の注意が必要です。
お手入れ
ロードクロサイトは紫外線や酸、湿気に弱く、長時間太陽光に当たることで変色する恐れがあります。皮脂や汚れから宝石を守るために、柔らかい布で優しく拭き取り、個別に保管することが重要です。ジュエリーとして身につける場合も、取り扱いには細心の注意が必要です。
カルサイトグループ
ロードクロサイトはカルサイト（方解石）グループに属するマンガン鉱石で、主要な成分はマンガンです。
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美しい幻の宝石
１９９０年代前半からアメリカ・コロラド州の４０００ｍ以上の高地にあるスイートホーム鉱山で、透明度も高く美しい色をしたロードクロサイトが極稀に産出されていました。
ロードクロサイトの多くはアルゼンチンのアンデス山脈で産出されたことからインカローズとも呼ばれますが、その多くは縞状の模様があったり不透明なものがほとんでした。
硬度が低く、採掘方法や研磨なども困難を極める中で、年に数回発見される透明度の高い高品質のロードクロサイトを採り出すために鉱山では研究を重ねられました。多くの鉱山がダイナマイトを使い採掘する中で、スイートホーム鉱山では、チェーンソーで岩盤を切り取って丁寧に採掘し、これまでにない新しい研磨方法でエッジがシャープな美しい宝石としてデビューすることが出来ました。
残念ながら、１カラット以上の美しいロードクロサイトは年に数十個しか採れなかったことや、この鉱山は２００４年に閉山しているので幻の宝石となってしまいました。
美しい幻の宝石
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幻の宝石ふたたび。
バイヤーとして４８年間、多くの宝石を買い付けてきた私が初めてこの美しいロードクロサイトに出会ったのは１９９９年です。その後２～３年で購入できたのは数ピースでした。すべてをお客様に送り出してしまい再び目にすることが出来ないと思っていました。
今回、皆様にご紹介できるのは、新しい鉱脈が発見されたわけではなく１９９０年後半からスイートホーム鉱山が閉山するまでに採掘された良質のロードクロサイトです。
この幻の宝石を門外不出の宝石として持っていたジュエラーとの出会いがあり私にならと提供してくれた彼には感謝の気持ちでいっぱいです。
幸福祭は、２０数年間金庫鉱山で眠っていた美しい宝石が目覚める瞬間と言っても過言ではありません。
ぜひ、お近くの方も遠方の方も、足をお運びください。
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お気軽にご相談下さい。
1級ジュエリーコーディネーター嶋 直樹
今回は大変希少なロードクロサイトの中でも極上品をご紹介致しました。 他にもご質問がございましたら以下ご相談窓口から何なりとお声がけください。
オーダーデザインもご相談下さい。
プロダクトマネージャー 嶋 裕子
ロードクロサイトは、とてもデリケートな宝石です。硬度は3.5と真珠（2.5）よりは硬いですが、水晶やオパールよりも柔らかくジュエリーへの加工は、宝石の特性を知りつくし、加工経験も豊富なJ.C.BARへご相談ください。
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Color Variation
ロードクロサイトの歴史
ロードクロサイトは比較的新しい宝石とされており、1800年頃にその名前が付けられました。市場に出回り始めたのは1940年頃からであり、その新しさと美しさから、多くの人々に愛される宝石となりました。ロードクロサイトの産出地も世界中に広がっており、アルゼンチン、ペルー、南アフリカ、中国などがその代表的な産地とされています。
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劈開性と脆さ
ロードクロサイトは劈開性があり、衝撃に弱い鉱物です。そのため、ジュエリーとして身につけるよりも、装飾品やコレクションの対象として楽しむのが適しています。
Color Variation
お手入れ
ロードクロサイトは非常にデリケートな宝石です。紫外線や酸、湿気に弱く、長時間太陽光に当たることで変色する恐れがあります。皮脂や汚れから宝石を守るために、柔らかい布で優しく拭き取り、個別に保管することが重要です。ジュエリーとして身につける場合も、取り扱いには細心の注意が必要です。