1900年代人類が出会った新しい宝石
クンツァイトは、数千年の歴史がある宝石の世界では極々新しい部類に入る宝石です。
カリフォルニア州サンディエゴで発見されたこの石は、はじめはその透明度の高さや硬度から水晶だと思われていました。
しかし、1902年鉱物学者ジョージ・フレデリック・クンツ博士によってそれまで知られてなかったスポジューメンのピンク色の変種だという事が解明されました。
このことからクンツ博士に敬意を払いその名から取ってクンツァイトと名づけられました。
日本の9月の新誕生石に加わったクンツァイト
このクンツ博士の誕生月が9月であることこから、サファイアに加えて新しい誕生石に追加されました。
何千年という歴史を経ている宝石が数ある中110年程前に発見されたクンツァイトはまだ地球レベルでは新しい宝石と言えます。
現代に生まれたからこそ、クンツァイトの美しさを身近に感じることが出来ると思うと、私はこの美しいピンクをより愛おしく感じます。