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J.C.BARでは厳選したエメラルドのルースをご用意しています。
エメラルドは、ベリルという鉱物のうち、鮮やかな緑色を持つ変種で、クロムやバナジウムによって発色します。
その名は古代ギリシャ語「smaragdos(緑の宝石)」に由来し、癒しや再生の象徴とされてきました。
目に優しく見ているだけで心を癒すその美しさは、長く人々に大切にされてきました。
エメラルドの宝石言葉は「幸福」「叡智」「希望」。
その瑞々しいグリーンは心を癒し、落ち着きと安らぎをもたらすとされます。
古来より真実の愛を引き寄せ、知恵や直感力を高める力があると信じられてきました。
エメラルドは、他の高級宝石と比べてもサイズ展開の幅が広く、0.2ctほどの小粒から数十ctを超える大粒まで多様に流通しています。小さくても透明度が高く色が美しいもの、大粒で存在感がありながら味わい深いインクルージョンを持つもの──どちらにもそれぞれの価値があります。
エメラルドといえば「エメラルドカット」。その名がついた唯一のカット形状であり、柱状に結晶するエメラルドの性質に適した理想的な形です。角を面取りした長方形のカットはクラシックかつ洗練された印象を与えます。とはいえ、ペアシェイプやラウンドなどのカットも存在し、デザインや好みに合わせてお選びいただけます。
エメラルドはインクルージョンが多い宝石として知られています。他の緑色の宝石──例えばトルマリンやツァボライト(グリーンガーネット)と比べても、その傾向は顕著です。しかし、これは「天然の証」として古くから受け入れられており、むしろ魅力とする声もあります。透明度が高く、かつ色が鮮やかなエメラルドは特に高く評価されます。
エメラルドの魅力はなんといってもそのグリーン。濃緑から淡い緑まで幅広く存在し、色の深さと鮮やかさのバランスが評価の鍵です。色が濃くても黒ずんでいたり、くすんでいたりすると価値は下がりますが、最近では明るく爽やかな色調を好む方も増えており、個人の好みによって選ばれる傾向も高まっています。
古代エジプトでは女王クレオパトラが愛し、自ら鉱山を所有していたことで有名なエメラルド。
不老不死や再生の象徴とされ、粉末にして化粧にも使われたとも伝えられています。
古代ローマでは“目を癒す石”として尊ばれ、視力回復や疲労緩和にも使われていた記録も。
中世には高貴な宝石として王侯貴族に愛され、その神秘性は時代を超えて今なお輝き続けています。
現代では5月の誕生石として親しまれ、癒し・愛・希望の象徴として多くの人に選ばれています。
エメラルドは世界中で採掘されていますが、特に高品質なものが産出される代表的な産地は以下の通りです。
コロンビア
世界的に最も有名な産地。ムゾー、チボール、コスケスなどの鉱山があり、鮮やかで深みのある緑が特徴です。
ザンビア
青みを帯びたクールな色合いが魅力。近年品質の高さが評価され、人気が高まっています。
ブラジル
やや明るめで均一な緑色が多く見られます。ベルモント鉱山などが知られています。
アフガニスタン・パキスタン
小粒ながら透明感のある結晶が特徴。比較的新しい供給源として注目されています。
トラピッチェエメラルドは、自然が描いた放射状のラインが特徴。コロンビアだけで産出される、希少な神秘の宝石です。
ノーオイルエメラルドは一切の含浸処理をしていない希少な存在。自然が生んだままの透明感と発色を、ありのまま楽しめる逸石です。
エメラルドは、その瑞々しい緑と奥深い輝きで、古代から人々を魅了してきた宝石です。5月の誕生石としてはもちろん、癒しや愛の象徴として、あなたの日常に彩りと特別感を添えてくれる存在です。
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