宝石とジュエリーのYouTubeチャンネル登録お願いします!
嶋直樹のYouTube
これまで公開した人気の動画を集めたリストです。こんな動画が見たいというリクエストにもお応えしますので、SNS等でお気軽にメッセージください。
前回のホワイトダイヤモンドに続き、今回ご紹介するのはオレンジ系のファンシーカラーダイヤモンドです。
このカラーに注目が集まることは少ないのですが、実はピンクやブルーよりも希少性が高いことをご存じでしょうか。
GIA(アメリカ宝石学会)の報告によると、過去10年で「純粋なオレンジ」と鑑定された天然ダイヤモンドはわずか200個未満。この数字は、世界的に見ても驚くべき少なさです。
中でも鮮やかなビビッドカラーのものは「ファイヤーダイヤモンド」とも称され、14.82ctの“The Orange”は約35億円で落札された伝説の逸品として知られています。
これほどまでに希少なオレンジダイヤモンドは、人工的にも再現が難しく、その価値は今後さらに高騰する可能性を秘めています。
ただし、純粋なオレンジダイヤモンドとなると価格帯も極端に跳ね上がり、数百万円から数千万円の世界に入ってしまいます。
そこで私が今、おすすめしたいのが「オレンジ寄りのイエローダイヤモンド」。
専門用語でいうと「オレンジ―イエロー」と評価されるものですが、これがまた美しい。しかも、手に届く現実的な価格帯でご紹介できることもあり、注目すべき存在です。
ファンシーカラーダイヤモンドは、鑑別上の色名だけでは実物の色合いや個性は語れません。
実際に見てみると「これはオレンジ評価でもいいのでは?」と感じるほどに美しい色合いを持つものもあり、そうした石との出会いはまさに一期一会です。
実際に今回のブログに登場しているファンシーカラーダイヤモンドだけでもその色の多様さを感じていただけることでしょう。
私は長年にわたり、世界中でさまざまなカラーダイヤモンドを見てきました。その経験を通じて得たのは、“評価される前の美しさを見抜く目”です。
かつてピンクダイヤモンドがまだ広く知られていなかった頃、それを手にした方々が今、大きなリターンを得ているように。
このオレンジ寄りのイエローダイヤモンドにも、将来にわたり注目されるポテンシャルがあると私は確信しています。
今回のコレクション2025スプリングでは、数は多くありませんが、選び抜いた美しいオレンジ系ダイヤモンドをご用意しました。
まだこの色の真価をご存じない方にも、ぜひこの機会にご覧いただきたいと思っています。
「見た目の美しさ」と「将来性」、その両方を備えた選択肢がここにあります。
是非、実際に目にしないと本当の価値を見極められないファンシーカラーダイヤモンドを店頭でご覧ください。
参考文献
🔗 GIA公式 ファンシーカラーダイヤモンドの解説
「ファンシーカラーのダイヤモンドとは」
▶️ https://www.gia.edu/fancy-color-diamond-description
🔗 GIAの研究論文:自然な黄色-オレンジ色のダイヤモンドについて(2020年 夏号)
▶️ https://www.gia.edu/gems-gemology/summer-2020-naturally-colored-yellow-orange-diamonds
🔗 GIA 公式ブログ:カラーダイヤモンドの魅力について(ピンク、ブルー、オレンジなど)
▶️ https://4cs.gia.edu/en-us/blog/crazy-colored-diamonds
色とりどりの希少なダイヤモンドの数々をご覧頂ける特別な展示会
嶋直樹のYouTube
これまで公開した人気の動画を集めたリストです。こんな動画が見たいというリクエストにもお応えしますので、SNS等でお気軽にメッセージください。
PROFILE
1級ジュエリーコーディネーター
真珠検定スペシャリスト
有限会社ジェイシーバール専務取締役
ジュエリーコーディネートと真珠それぞれの国内トップ資格者。専門家としてテレビのコメンテーターや解説など多数出演。またミスコンテストの講師など美を追求する分野でもその技術を生かすプロフェッショナル。