ダイヤモンドの誕生
地球が誕生したのは45億年前、ダイヤモンドはそれから22億年経った頃に生成したと言われています。高温高圧下で、しかも150km以上深い所でなければならず、当然人間が辿り着くことは疎か近づくことすら出来ない世界です。
地球が誕生したのは45億年前、ダイヤモンドはそれから22億年経った頃に生成したと言われています。高温高圧下で、しかも150km以上深い所でなければならず、当然人間が辿り着くことは疎か近づくことすら出来ない世界です。
過酷な環境で誕生するダイヤモンドはその多くが宝石としての美しさを持ち合わせていません。工業用やニアージェムと呼ばれる透明度の低いクラスが多くを占めます。
原石の段階で美しいダイヤモンドのほとんどがハイレベルなジュエリー用としてカット・研磨を施されます。その為、ありのままのダイヤモンド原石を見ることは一般的にほとんど叶いません。もし、カタチが綺麗でも透明度が低く、不純物の影響で美しさを感じない色をしているものがほとんどです。
ダイヤモンドの原石は大きくふたつに分けられます。ひとつはメイカブルと言う不定形。そしてもうひとつがソーヤブルという正八面体の原石です。カットせずとも美しいソーヤブルの姿は古代の人々も魅力を感じ。カット技術が開発された後も100年に渡りダイヤモンドはカットせずそのまま身に着ける事で力が得られると考えられていました。
ダイヤモンドの原石の表面にはトライゴンと呼ばれる逆三角形の窪みが見られます。これは天然ダイヤモンドのみに見られる特徴で、天然と瓜二つの合成ダイヤモンドでも作り出すことは出来ません。まさに神秘の中の神秘であり特に美しいトライゴンが見られるものだけを集めました。
ダイヤモンド原石は世界でもごく僅かの流通量がなく、プロですら殆ど選んで買い付けをすることが叶いません。しかし、今回ご紹介する石は輸入後一番数が多い段階で特別にセレクトし、美しさ、神秘性を感じさせありのままの姿で持つに相応しい原石のみを厳選して買い付けました。
あらゆる宝石の中でも最も地球の神秘性を感じさせるダイヤモンド原石。その魅力を是非J.C.BARのサロンでご覧ください。
嶋直樹